ビスクドールについての本音

今日はビスクドールについて書いてみます。

時々、胸が切なくなることを言われて「そうじゃないんだよなぁ~」と反論したくても出来なくて、モヤモヤしていた事を正直に文章にしておきたいと思います。


「型があるんでしょ?」

はい。
型はありますが、オリジナルではそれも一から作っています。

よく聞く『一点物』や『世界に1つしかない』同じです!
原型と言われる人形を丁寧に良い人形になるように粘土で制作しています。

 

「何体でも同じものが出来るんでしょ?」
出来ません!
無理です~~!!
ビスクドールで使うスリップはクセがあり、毎回同じようにはなりません。

磨くという作業を何度も何度も繰り返すので、原型と同じようにならないことが多く、同じ表情のものなんて出来ないです。

ひび割れや、気泡、黒点などで没になることもたびたび…。

むしろ同じ顔を作れるということは、ものすごく、ものすごーーく熟練した方であり、
0、1㎜(言い過ぎ?)の誤差もないほどまで丁寧に磨き仕上げているので、超すごい事なんですよぉ!!
神です。まじで尊敬します!!!

さらに、仕上げの時メイクで顔変わりますからね。
自分達も毎日同じメイクにできないですよね?

機械でやるわけではなく、すべて作家による手作業ですから。

人間だもの。

石膏型も永久に使えるわけではありませんし…。

 

人間が同じものを何個も作るって簡単だと思いますか?

答え:すごく大変です~o(T□T)o

 

私は、人形をこの素材でこの方法で作る!と決めていないので、
粘土で仕上げる大変さもわかるし、ビスクドールの大変さもわかる立場としてあえて書きました。

 

もう一度言いますね。

\(^.^)/ビスクドールも一点物です!